新しい広告の形

わが国においては、インターネット上に投入される広告費は2011年に新聞広告費を上回り、その後も拡大を続けています。今やネットは広告業界においても最重要メディアの1つとなり、さまざまな広告手法が日夜研究されています。 そんな状況下において最近注目を集めているのが、ネイティブアドという手法です。ネイティブアドは2014年あたりから言及されはじめた極めて新しいコンセプトで、また明確な定義も存在しないのですが、強いて言うなら掲載されるメディアごとにカスタマイズされ、そのメディア内のコンテンツのように人の目に触れる広告のことです。たとえばニュースサイトであれば1つのニュース記事や街ネタのように掲載されるのが特徴です。

このように説明するとネイティブアドとはつまり記事広告と同じものという風に思われるかも知れませんが、記事広告は広告主がサイト内のコンテンツ内に似せて製作するのに対し、ネイティブアドは広告である旨を明示しつつもあくまでもコンテンツの1つとして展開される点に違いがあります。そのためユーザーに対して、いかにも「広告を見せられている」というストレスを感じさせることなく受け入れてもらえる可能性が高まります。つまりそのサイトのコアなユーザーにも信頼されるような水準の内容や機能、デザイン性などを備えた広告だということになります。 アメリカのとある大手ニュースサイトではバナー広告をすべて廃止してネイティブアドのみに特化し、大きな成功を収めているという報告もなされています。今後はネイティブアドがネット広告の主流となっていくことも考えられます。